ドイツ、ドローン用電子部品をロシアに違法輸出した容疑で男を逮捕

Aug 24, 2023

ドイツ連邦検察庁は火曜日、軍需品や付属品の生産に携わるロシアの企業に電子部品を輸出し、外国貿易法に複数回違反した疑いでドイツとロシアの二重国籍者をドイツで逮捕したと発表した。

この容疑者は、ドイツのプライバシー規則に従って Waldemar W. とのみ特定され、3 月に逮捕された。 しかし月曜日、当時マンハイム市の地方裁判所が発行した逮捕状は、同国の連邦最高裁判所の予事判事が発行した逮捕状に置き換えられた。

連邦検察庁は、W氏が電子部品の国際貿易を目的としてドイツ西部ザールラント州に設立した2社の常務取締役を務めていたと発表した。

2020年1月から2023年3月までの期間に、同氏はロシアの企業に電子部品を26回輸出し、その生産品には現在ロシア軍が対ウクライナ戦争で使用している無人機「オーラン10」が含まれていた。

検察当局は書面による声明で、容疑者が提供したタイプの部品はこのタイプのドローンの一般的な部品であり、欧州連合のロシア禁輸規則の対象となっていると述べた。

EUの制裁を回避するために、W氏は通常、まず問題の商品を海外からドイツに輸入し、その後ロシアに輸出したが、その一部はドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンベルク州で彼が経営していた会社を経由していた。

輸出は当初、ロシアに拠点を置く民間ダミー会社2社に対して行われた。 W と協議して、これらの企業は商品が軍需メーカーに確実に転送されるようにしました。 2022年2月にウクライナで戦争が始まった後、容疑者は第三国の表向きの受取人の助けを借りて、ドバイやリトアニアなどを経由してロシアに物資を輸送する方法に切り替えた。

違法に輸出された部品の総額は約71万5000ユーロ（77万3000ドル）に達する。